2017年8月1日火曜日

政府交渉に行きました

7月27日28日と、道内の共産党議員・候補の方と一緒に
政府交渉に行ってきました。

国土交通省では、JR北海道の「事業見直し」について、

国が責任を果たすことを求めました。
担当者からは
厳しい状況であることは認識している。
何ができるか一緒に考えたい」というお答えはありましたが、
「(経営分離について)JRには丁寧な説明を求めている」、
安定化基金は積み増しした。
老朽化対策への助成もやっている」とこれまでの取り組みの
説明があるだけで、
この先国が積極的に解決していくという姿勢が
まったくありませんでした。

私たちは、

災害による線路崩壊についてはただちに復旧してほしい」、
道路ならすぐにでも復旧するのに、
なぜ鉄路は後回しなのか理解できない」など次々と発言。
気持ちは伝わったと思いたいのですが、
あいまいな姿勢だったという印象です。
JR札幌駅のホームに
転落防止の稼働柵(ホームドア)の設置の要望もしました。
車両の種類が多く扉の位置がさまざまなため、
位置を固定できないことが課題で、
新しい技術導入をすすめている、との答えでした。

障がい者からも要望が出されていますから、
研究の後押しも含め、早急な実現を求めました。

厚生労働省には、14項目の要望を出し、
札幌市議団としての要望はその中に2つありました。
一つが「生活保護の冬期加算を減額前の支給額に戻すこと」、
もう一つが
保険調剤薬局を無料低額診療事業の対象とすること」です。
冬期加算減額について、
検討委員会の実態検証の結果を考慮して決めたもの。
北海道はその1.2倍上乗せしました」と担当者が答えたので、
私は、「どのような実態検証を行ったのか。1.2倍の根拠は何か」と聞きました。
家計調査から導いたもので北海道は寒いから1.2倍」というだけで、減額すべき根拠はありませんでした。
それを聞き私は、
「隙間風の入る古いアパートに多くの受給者は住んでいる。
ストーブなしでは暮らせない厳冬の北海道の生活実態を
わかっているのか。1日2食に減らした人、
布団にもぐって暮らしている人がたくさんいる」
改善を強く求めました。

無料低額診療の薬局適用は
3年前にも同様の要望を出しているのに
「院内処方をしていれば対応可能です」という
トボケた答えが来ました。
古くからある無料定額診療制度が
薬局に適用できなくなったのは
国が医薬分業を進めたため院内処方が難しくなったからです。
多くの病院が院外処方にせざるを得なくなったのに
「院内ならできる」という答えでは納得できません。
私は、「せっかく診療が無料・低額になっても、
薬が対象にならなければ治療ができないことになります。
医薬分業を進めた国が責任もって
保険薬局にも適用できるようにすべき」と求めました。
交渉には、病院関係者だった議員・候補も多かったので、
国が何の検討もしていないことに対し、意見が集中しました。