2017年11月6日月曜日

LGBTのみなさんと意見交換会

11月5日、LGBT(レズビアン・ゲイなど性的マイノリティ)の方や
支援する団体の方々と
各党の札幌市議との意見交換会に出席しました。
今年6月から、
性的マイノリティの方々の生きづらさの解消につなげようと
札幌市では「パートナーシップ宣誓制度」が始まりました。
当事者の方々に喜ばれ、
いま30組を超える利用がありましたが、
まだ課題が多くあることを、
当事者などにかかわるみなさんから教えてもらいました。
例えば、学校の先生に性的違和感を打ち明けても、
「大人になったら恋愛を経験して治るよ。」と言われる、
という問題があります。
また、札幌市では制度ができましたが、
同居しているパートナーが本州に転勤になり、
そこには札幌市のような制度がないために
ついていきたいが迷う、などです。
全国どの自治体でも同じような仕組みがあれば
悩まなくてもすみます。

根本的には、同性婚を法的に認めることで
ずいぶん解決できますが、
いまの安倍政治の中で
新しい法律の制定を待つだけでは見通しが立たず、
自治体からのアプローチを強めたい、と
みなさん積極的な姿勢でした。
宣誓のほか、相談窓口、市営住宅の入居など
日常生活にかかわる分野でまだまだできることはあります。
また、企業での福利厚生において、
性的マイノリティをもつ方に考慮した制度をもつところも
増えてきました。
小さな取り組みですが、
これは、「個人の尊厳」をいかに守るか、という
民主主義にかかわることであり、
安倍政治の対極にあるとも言えます。
一歩でも前進させたいと思っています。