2018年3月26日月曜日

道内最大のエネルギー消費地である札幌で、
いかにしてその消費を抑えるかは、
温暖化対策を進める上での大事な点です。

市内全体のエネルギー消費量の6割が家庭での消費で、
ここを減らす策が有効です。
こうした観点から、
マンション改修時に「外断熱」を導入することについて、
予算特別委員会で質問しました。
市内には約17万戸のマンションがあり、
そのうち築25年を経過した、老朽化・建て替え問題に
直面する可能性のあるマンションは
7万458戸との調査結果です。
ここが大規模修繕をする際に、ぜひ外断熱改修を行うことを
おすすめしてほしいのです。
外断熱改修は、通常の改修費よりも費用がかかりますが、
躯体が保護され外装材の耐久性が向上するので、
その後の大規模修繕費の縮減につながり、
長い目で見ればトータルコストを抑えることができます。
しかし、入居者で積み立ててきた「大規模修繕費」
外断熱改修を想定していませんので、
導入しようとすると費用の問題が発生します。
市は、「各管理組合への効果の周知が課題。
北海道マンション管理組合連合会との
協力関係が重要」と答えたので、
「推奨制度」などをつくる検討を求めました。